とりあえず剪定
2016.03.19
強い雨の上がった夕方、遅れに遅れていたラズベリーとブラックベリーの剪定と追肥を行うことにした。

鉢増しすべきかそれとも株分けをするべきかで悩んだまま、どんどん後回しにしていたラズベリー3鉢とブラックベリー1鉢の剪定と追肥で、現在は7号の菊鉢に植わっている。

ラズベリー
一般に、ラズベリーは一季成り種と二季成り種の場合で剪定方法が異なるとされている。

一季成りの場合
1年生の茎(プリモケーン=最初の茎)には結実せず、初夏に2年生の茎(フロリケーン=花が咲く茎)にのみ結実するので、6月~7月の時期(夏季剪定)にフロリケーンをそのまま残して育て、当年に伸びたプリモケーンを株あたり4~5本残してそれ以外は取り除く。
12月~3月の時期(冬季剪定)には結実したフロリケーンは地際でカットし、プリモケーンをそのまま育てて次のフロリケーンとする。

二季成りの場合
秋に1年生の茎(プリモケーン)の上部に結実してこの部分は冬には枯れるが、同じ茎の下部分が翌年に2年生の茎(フロリケーン)となり、初夏に再び結実することで2度の収穫が出来る。
そのため、12月~3月の時期に冬剪定として結実したプリモケーンの結実した枯れている部分をカットし、その下の部分(結果母枝)を残す剪定を行う。


品種も分からないまま近所のホムセン2か所で購入して育てているラズベリー3本は、その後の育成の過程でいずれも二季成りと分かったのだが、これらは鉢植えでもあることから樹を養生して果実を充実させる意味でも二季成りはさせず、秋にのみ実らせている。

簡単に言えば夏季剪定は行わず、冬季剪定の際にすべての古い茎を地際まで切ってしまうだけなので、至って管理が簡単である。
・選んで得た二季成り種ではなかったが、管理が簡単になったことで結果オーライとしたい。
・管理の簡単であることは、迂闊かつド素人の私にとっては重要な要素であると考えている。
・一季成り種の栽培については、今後の楽しみに取っておきたいと考えている。

ちなみに、第一ベース敷地の南西の角の小屋の陰に、ここに越してきた当初から木苺の木がある。
完全な自立性で、毎年の春先に大きな花を白い花を着け、オレンジ色の実を着けていた。
素性が分からないことから食べることはしなかったのだが、先日、思い立って何物か調べてみた。
色の濃くて独特の照りのある葉、棘は無くてしっかりとした木質の幹、オレンジ色で大粒の実。
妻と意見が一致した結果、これはカジイチゴに違いないとの結論に達した。
という訳で、とりあえず30~40cmのプリモケーンの一つを堀上げ、なんちゃってスリット鉢8号に鉢上げすることにしようと思っている。


ブラックベリー
ブラックベリーについては、これも近所のホムセンで購入した品種不明の樹であり、ボイセンベリーまたはソーンフリーと思われるが、現時点では特定は出来ていない。
トゲはほぼ無く、ほふく性~半直立性と思われ、これはどちらの特徴でもあるためだ。

剪定については夏季剪定は6月~7月頃、春になると株元からシュートが出てくるので高さ1~1.2mでシュートの芯を止める。
すぐに分枝が出てくるので、この枝も伸びたら約50cm程のところでカットする。
冬季剪定は12月~2月頃、結実した枝は冬までに株元まで枯れるので地際でカットして取り除く。
夏期剪定後に伸びた側枝は約50cm程のところでカットする。


ちなみに近所の家に一本のブラックベリーがあり、これは地植えで完全な直立性で、毎年見事な大粒の実を着けている。
たぶん、あれがソーンフリーではないかと想像しており、我が家のブラックベリーはほぼボイセンベリーで間違いないだろうと思っている。
また、第1ベースの敷地の南東の隅には直立性の野生の木苺があり、初夏には白い花と真っ赤な実を着けていて、いつか株分けして鉢上げしたいと考えている。
ちなみにこの木苺、私がこの地に住み着いたときからあったよと妻が言っているが、草花に詳しい妻の言葉なのでそれで間違いないだろうと思っている。

鉢増しか株分けにするかは、プリモケーンの発生状況を見極めてから改めて決めることにしたい。
 
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