備中鍬の購入
2016.03.22
土起こしや根菜の掘り出しに使用する備中鍬(千葉県北東部では万能と呼ぶらしい)を購入した。

昨年の秋、頂き物で70年超物の備中鍬を壊してしまい、不便を託っていた。
本来は土起こしの道具なのだが、ついつい木の根を掘り起こす際に梃子として使ってしまい、曲がっては叩いて修正を繰り返していたのだが、ついに破損してしまった。

近所のホムセンでは4本爪はこれ1種だったのでそれを購入したのだが、タイプが違っている様だ。
70年超物は刃が薄くて幅が広いタイプで全体のサイズも幅広に出来ており、土起こしには向いているのだと思われるが私の使用方法はもっぱら木の根起こしに使用していたので、しょっちゅう刃が曲がってはハンマーで叩いて戻すことを繰り返していた。
去年もそうしたときに柄がぽっきりと折れてしまったと言うわけだ。
柄を交換しようかとも思ったのだが、私の用途と鍬の性格が合わないんだと思い直して新たに購入しようと思った訳だ。

ホムセンに1種類だけ置いてある物は、刃の幅が狭くて肉の厚いものだったので私の用途に適していると考えて新調したが、もちろん本来の使用用途からは間違っていることは言うまでも無い。
また、柄の長さが少々短いと感じるが、これももまた私の用途で考えるからであろうと思う。

ホムセンのものは、丸鋼をU字に曲げてその間に2本を溶接して4本爪としており、その丸鋼を途中から四角く加工しているので、幅が狭く厚い作りに感じる訳で、70年超ものとは全く作り方が異なっている。

この鍬を見た妻は、「あら小さいこと」と言った。



備中鍬(万能)
 
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