老人の証明 発熱
2016.02.17
本日正午頃、急な発熱を感じて体温測定をすると38.9℃あって完全にダウン、熱には特に弱い私。

昨日の朝から尿の出が悪いなと感じていたし、昨夜は何度も尿意を感じて起きたのは事実だった。
3時間ほど横になってから再び体温を測ってみると、38.7℃と若干ではあるが下がっていたので、この機会を逃してはならないと思って泌尿器科へ行くことにした。

妻が古くからあり評判が良いと聞いたと言う、ベース西方にあるH医院へ行くが「水曜の午後は内科だけなので明日来てください」と、週の診療予定表と問診票を渡されるも、明日まで待てる状態では無いと判断して、念のためにネットで調べておいたベース東方にあるYクリニックへ行く。
ちなみに、ほぼベースから等距離の真西と真東にあり、H医院からYクリニックまで行くときにベースの前を通ったときには何だか情けない気がした。
「いったい自分は高熱に浮かされながら、何を東奔西走・右往左往してるんだろう」と。

Yクリニックはまだ新しく、待合室には3人ほどがいるだけで、お、これは助かった~と思った。
とにもかくにも、この高熱を発している状況なので待ち時間は短いに越したことは無いからだ。

受付で話をし、問診票を書いて待つことと5~6分で中に呼ばれ、診察を受けた。
エコー検査では、腎臓、膀胱はきれいであり、前立腺は少し大きくなっている様だとのこと。
また、尿はおおよそ200CCほど溜まっている様だとのこと。
家を出る前に出来るだけ腹圧をかけて排尿はしているし午後は水分を一切摂っていないので、これは排出できていない尿で、これが正しく残尿ということだろうと思う。
前立腺の触診では、少し柔らかくなっているとのこと。
採血では、2本分を採血した。
尿検査についてはエコー検査で200CCほどあると言われた尿だったが、検尿カップには20~25CCほどしか採尿出来なかった。
「これだけですか」と問われたが、「これが目一杯です」と答えた。

一度待合室で待つように言われ、待合室に戻って見ると10人ほどがおり、すいていたのは本当にたまたまだったんだと理解した。

その後再び呼ばれて「尿の結果で白血球がかなり増えており、前立腺炎の症例に合致する」とのこと。
また、「前立腺がんの検査は炎症が収まらないと出来ないので、現時点では前立腺炎と尿路感染症であろうと考えられる」とのことだった。
血液検査の結果は後日とし、「明日は当クリニックはお休みのため、もし尿が全く出なくなって苦しい様だったらA中央病院の救急外来で管を入れて尿を抜いてもらう様に」と言うことで、診察を終える。
次回の予定を確認し、抗生剤と頓服(38.5℃以上で服用)の処方箋を貰ってクリニックから調剤薬局へ行く。
薬を処方してもらい、何とかへろへろになってベースへたどり着く。

それにしても驚くのは、小さなクリニックに大きくは無いが一つの調剤薬局で数名のスタッフが働く。
一クリニックだけで、あの調剤薬局の建物の建設から維持費、スタッフ数名の給与が賄えるって凄い。
この現状を見ると、多分、行政は間違えている様だなどと、ぼーっとした頭で考える。
果たして、日本国は何を考えてどこへ行こうとしているんだろうかなんてね。

ちなみに診料費は5,430円、薬代金は1,030円で、計6,460円だった。
 
股関節痛~腰痛
2016.01.13
昨年10月頃から急に右足の股関節が痛くなり、その後に腰痛に移行していたが急激に悪化した様だ。

この腰痛は筋肉の痛みとは場所も痛みも感覚も違う様に感じられるが、素人には詳しくは分からない。
徐々に酷くなってきた腰痛が急に悪化した様なので、止む無く大嫌いな病院に行って見ることとした。
もしかしたら整形外科的原因ではなく、他に原因があるかも知れないとも思えたので総合病院の方が良いかと思い、最も近い徒歩25分ほどの総合病院、A中央病院へ行くこととした。
A中央病院は地域の中核病院だか基幹病院とか言うことで、紹介状を持たない場合は別途2,916円が加算されるらしいのだが、これは徒歩圏内に他の整形外科医院の無いことも理由である。
もちろん、ネットで見た限りでは整形外科医は市内に2件ほどある様だが、何もわざわざ車で遠くまで行く必要は無かろうと考えた次第である。
ちなみに市民以外は、紹介状が無ければ診察すら受けられないのだそうだ。

朝8時半に家を出て徒歩でA中央病院へ行き、機械によるチェックインを行うとその番号は3桁だった。
それを持って総合外来受付へ行くと診察券を出すように言われたが、受診の記憶が無かったのでその旨を伝えると、昭和61年に一日だけ内科に受診した記録があると言う。
昭和61年と言うとサラリーマンを辞めた年で、そういえば胃の具合が悪くて受診した記憶が蘇った。 
「自宅で診察券を探しますか」と問うが、「100%見つける自信がありません」と答えると、「では再発行代として100円頂きます」とのこと。
100円を支払って診察券を受け取り、2階の整形外科へ向かう。

9時、整形外科の受付でバーコードを読み込みチェックイン(到着報告)終了、後は待つだけだ。
紹介状、予約の無い場合は順番が飛ばされると書いてあり、これはかなり時間が掛かりそうだと観念。

4桁の頭1番代が呼ばれ、2番代が呼ばれ、ついには3番代が呼ばれて入って行くではないか。
いくら何でもそれはやり過ぎでしょと思いつつ、こちとら受付番号3桁だぞと思うのだが、無常にも4桁の頭4番代が呼ばれ、5番代が呼ばれ始めてしまうではないか。
途中で何度か諦めて帰ろうかと思ったのだが、もう少しもう少しと思っている内にもうどうでも良くなってしまった。
待って待って延々待って、自分の名前が呼ばれた時にはすでに午後1時半を回っており、すっかり疲れ果ててしまった。
整形外科を受診する患者には、直ちに命の別状に直結するような重篤な者など居やしないから、いくら待たせたって死にはしないと言うことかと思ったが、多分そんなところだろう。

診察室に入り状態を説明する。
「昨年10月頃に急に右足の股関節が痛くなり、その後に腰痛に変わって行ったが、その腰痛が今年に入って次第に強くなり、ここ2~3日はとても痛くて難儀している」訴えた。
医者は、横になった私の右足を担いで「どうですか?痛いですか?」と聞くのだが、今痛いのは腰なのであって「そこは痛くない」と答えた。
「それではレントゲンを撮りましょう」と言って、レントゲン撮影を指示した。

指定された場所で到着確認をして再び待ち、名前を呼ばれて股関節と腰のレントゲン撮影を行った。

再び整形外科の受付にてバーコードによる到着確認を行い、三度目は1時間足らず待つことになった。
呼ばれて診察しに入るとレントゲン写真を見ながら「骨には異常は無い様ですので、痛み止めを3週間分出しておきますから様子を見て、痛みがまだ続く様ならまた来て下さい」だって。
時間はすでに午後2時半を回っている。
「ひねっても無ければ重いものを持ってもいないのにも関わらず、骨に異常が無くて強い痛みがあるなら、何か違う病の可能性は無いのか?」
「であれば別の科に回せよ、そのための総合病院だろ」と思いながらも、あまりの待ち時間の長さにくたびれてしまい、口に出さないままA中央病院の整形外科を後にした。
「後日、どこか違う整形外科に行って見るしか無いな・・・、近いからといって、もう2度とA中央病院には来るものか、そんな診断なら医者では無い私にも出来るぞ藪医者め」と思いつつ。

診療費は件の2,916円(選定療養費と言うらしい)を含めて、本日の診療費計5,516円也。
完全年金生活に入った場合に受給額の7.3%を占める額となるが、単なる無駄金に終わった。
「痛み止めなんて治療じゃない、根本原因をただ誤魔化すだけじゃないか、そんな子供騙しの対処療法が欲しいんじゃないんだ藪医者め」と、そっと心の中で毒づいてみる。

それにつけても、くしゃみが怖い。くしゃみをするたびに腰が砕けそうになる。
 

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