ピートモスのph
2016.03.23
ノーザンンハイブッシュ系ブルーベリーの成績が良くないため、ピートモスを疑いphを測定してみた。

昨春、コメリ通販で購入した北部ハイブッシュ系ブルーベリーが届いた時の状態が思わず絶句するほど酷く、植え替えの際に見たその根はため息が出るほど想像以上に貧弱だった。
すぐに返品をしようと思ったのだが、「いやいや、愛情を持って育てさえすれば、きっと応えて回復してくれるはず」と、思い直してとどまった。

しかし甘かった。
当然ながらその後もそれらの成長状態は悪く、一事が万事ということもあろうかと思って同時に購入したピートモスを疑ってきたのだ。
ぐずぐず考えても埒が明かないので、思い切ってピートモスのphを測定してみることにした。

測定方法はいくつかあるが、シンプルな「pH試験液」を使用することにした。


結果はどうやらph4周辺で見事に酸性、ちゃんとピートモスとしての仕事をしていることが判明。
ちなみに下の白い紙は、なんちゃってスリット鉢作成用の型紙。

生き残っていてくれれば今年は十分に目を掛けてゆきたいと思うが、昨年の夏の暑さと暖冬で低温要求量をクリア出来ていないかも知れないと思い、何本かはもうすでに手遅れかも知れないとも思う。

3本はシュートは延びたが、それ以外は太く大きくなることも無かった。
4種に至ってはシュートも伸びず、木が太く大きくなることも無く、まるで枯れ枝の様相を呈している。
ノーザンハイブッシュ系は、当地(南関東)では無理なのかも知れない。

南関東メインで行くことになったので、サザンハイブッシュ系およびラビットアイ系を充実させる方向変換を行うことは言うまでも無いのだが・・・。
 
備中鍬の購入
2016.03.22
土起こしや根菜の掘り出しに使用する備中鍬(千葉県北東部では万能と呼ぶらしい)を購入した。

昨年の秋、頂き物で70年超物の備中鍬を壊してしまい、不便を託っていた。
本来は土起こしの道具なのだが、ついつい木の根を掘り起こす際に梃子として使ってしまい、曲がっては叩いて修正を繰り返していたのだが、ついに破損してしまった。

近所のホムセンでは4本爪はこれ1種だったのでそれを購入したのだが、タイプが違っている様だ。
70年超物は刃が薄くて幅が広いタイプで全体のサイズも幅広に出来ており、土起こしには向いているのだと思われるが私の使用方法はもっぱら木の根起こしに使用していたので、しょっちゅう刃が曲がってはハンマーで叩いて戻すことを繰り返していた。
去年もそうしたときに柄がぽっきりと折れてしまったと言うわけだ。
柄を交換しようかとも思ったのだが、私の用途と鍬の性格が合わないんだと思い直して新たに購入しようと思った訳だ。

ホムセンに1種類だけ置いてある物は、刃の幅が狭くて肉の厚いものだったので私の用途に適していると考えて新調したが、もちろん本来の使用用途からは間違っていることは言うまでも無い。
また、柄の長さが少々短いと感じるが、これももまた私の用途で考えるからであろうと思う。

ホムセンのものは、丸鋼をU字に曲げてその間に2本を溶接して4本爪としており、その丸鋼を途中から四角く加工しているので、幅が狭く厚い作りに感じる訳で、70年超ものとは全く作り方が異なっている。

この鍬を見た妻は、「あら小さいこと」と言った。



備中鍬(万能)
 
ブルーベリー追加
2016.03.21
と言う訳で、これまで育成の経験の無いサザンハイブッシュ系の品種を購入してみようと思いたった。

品種はオーソドックスにどこででも売っているだろう「オニール」と「ミスティ」の2種を選択し、ついでなのでラビットアイ系の「コロンバス」と「ボルドウィン」もあれば購入しようと思ってホムセンに出かけてみた。

3店回って、樹形の悪い、いかにも売れ残りと思われるサザンハイブッシュ系「オニール」と「ミスティ」、これまた売れ残りと思われる貧相な「コロンバス」が1本あったので、3本を購入した。
ラビットアイ系7種、サザンハイブッシュ系2種、ノーザンハイブッシュ6種、ハーフハイブッシュ1種となった。

本来は定植に向かないゴールデンウィーク頃に花や実のついた状態で売られているが、これは売りやすいために売られていると思うが、樹にとっては気の毒なことだろうなといつも思うし、同時にいつでも植え替えの出来る生命力をすごいとな思う。


北海道へ帰る前提で寒さに強いノーザンハイブッシュ系とハーフハイブッシュ系を中心に考えて購入を考えており、寒さに弱いラビットアイ系は道南であるので冬の根の凍結に注意さえすれば栽培が可能かも知れないと思って主に3種を購入していたが、サザンハイブッシュ系に関してはただの1本も購入してはいなかった。
しかし第2ベース用地を確保してしまった現在は、主たるベースは北海道ではなくなってしまい、千葉ベースでの栽培を主に考える必要に迫られたためだ。
 
スリット鉢10号
2016.03.20
昨夕方、物置の中を漁っていたところ見慣れぬ大きめの未開封の段ボール箱が出てきた。

何かと思って開けてみたところ、何と10号のスリット鉢が10個入っているではないか。
すっかり忘れていたが、私は10号のスリット鉢を11個ほど購入していた様だ。

なら、先日作った「なんちゃってスリット鉢10号」4個は他の用途に使用することにしよう。
先日来検討中の、何か、新たな果樹を4種ほど購入することにしようかなと思う。

候補は梅、サクランボ、桃、ネクタリン、スモモ、ぶどう、温州ミカンと言ったところか。
柿が結果するまでに8年もかかるのでは、健康寿命を考えると収穫する年数が僅かしか無さそうだ。
しかし、どうやら多くの果樹が受粉樹を必要とする様なので、2種だけということになるのかも。

8号のなんちゃってスリット鉢も4個作ってあるので、これも何か用途を考えてみよう。

 
スリット鉢13号とファーマーズポット14号
これを見ても大きさが分からないが、スリット鉢13号は土が30リットル、ファーマーズポット14号は口の直径が44cmあって土が34リットル(灯油のポリタンクほぼ2本近く)入る。


ファーマーズポット14号の穴
一般の鉢とは異なり、スリット鉢と同じ8箇所にスリットならぬ四角い穴が開いている。
これにはスリット鉢と同様の巻き根を防ぐ効果を期待してのものかも知れないが、鉢底石を入れると役目を果たさないかも知れないと思われ、元元役目が違うのかも知れない。
後日、ここに長さ6~7cm幅5mm程度のスリットを入れてみようと考えている。


ついでにスリット鉢7号(4.5L)スリット鉢10号(13.5L)スリット鉢13号(30L)
 
とりあえず剪定
2016.03.19
強い雨の上がった夕方、遅れに遅れていたラズベリーとブラックベリーの剪定と追肥を行うことにした。

鉢増しすべきかそれとも株分けをするべきかで悩んだまま、どんどん後回しにしていたラズベリー3鉢とブラックベリー1鉢の剪定と追肥で、現在は7号の菊鉢に植わっている。

ラズベリー
一般に、ラズベリーは一季成り種と二季成り種の場合で剪定方法が異なるとされている。

一季成りの場合
1年生の茎(プリモケーン=最初の茎)には結実せず、初夏に2年生の茎(フロリケーン=花が咲く茎)にのみ結実するので、6月~7月の時期(夏季剪定)にフロリケーンをそのまま残して育て、当年に伸びたプリモケーンを株あたり4~5本残してそれ以外は取り除く。
12月~3月の時期(冬季剪定)には結実したフロリケーンは地際でカットし、プリモケーンをそのまま育てて次のフロリケーンとする。

二季成りの場合
秋に1年生の茎(プリモケーン)の上部に結実してこの部分は冬には枯れるが、同じ茎の下部分が翌年に2年生の茎(フロリケーン)となり、初夏に再び結実することで2度の収穫が出来る。
そのため、12月~3月の時期に冬剪定として結実したプリモケーンの結実した枯れている部分をカットし、その下の部分(結果母枝)を残す剪定を行う。


品種も分からないまま近所のホムセン2か所で購入して育てているラズベリー3本は、その後の育成の過程でいずれも二季成りと分かったのだが、これらは鉢植えでもあることから樹を養生して果実を充実させる意味でも二季成りはさせず、秋にのみ実らせている。

簡単に言えば夏季剪定は行わず、冬季剪定の際にすべての古い茎を地際まで切ってしまうだけなので、至って管理が簡単である。
・選んで得た二季成り種ではなかったが、管理が簡単になったことで結果オーライとしたい。
・管理の簡単であることは、迂闊かつド素人の私にとっては重要な要素であると考えている。
・一季成り種の栽培については、今後の楽しみに取っておきたいと考えている。

ちなみに、第一ベース敷地の南西の角の小屋の陰に、ここに越してきた当初から木苺の木がある。
完全な自立性で、毎年の春先に大きな花を白い花を着け、オレンジ色の実を着けていた。
素性が分からないことから食べることはしなかったのだが、先日、思い立って何物か調べてみた。
色の濃くて独特の照りのある葉、棘は無くてしっかりとした木質の幹、オレンジ色で大粒の実。
妻と意見が一致した結果、これはカジイチゴに違いないとの結論に達した。
という訳で、とりあえず30~40cmのプリモケーンの一つを堀上げ、なんちゃってスリット鉢8号に鉢上げすることにしようと思っている。


ブラックベリー
ブラックベリーについては、これも近所のホムセンで購入した品種不明の樹であり、ボイセンベリーまたはソーンフリーと思われるが、現時点では特定は出来ていない。
トゲはほぼ無く、ほふく性~半直立性と思われ、これはどちらの特徴でもあるためだ。

剪定については夏季剪定は6月~7月頃、春になると株元からシュートが出てくるので高さ1~1.2mでシュートの芯を止める。
すぐに分枝が出てくるので、この枝も伸びたら約50cm程のところでカットする。
冬季剪定は12月~2月頃、結実した枝は冬までに株元まで枯れるので地際でカットして取り除く。
夏期剪定後に伸びた側枝は約50cm程のところでカットする。


ちなみに近所の家に一本のブラックベリーがあり、これは地植えで完全な直立性で、毎年見事な大粒の実を着けている。
たぶん、あれがソーンフリーではないかと想像しており、我が家のブラックベリーはほぼボイセンベリーで間違いないだろうと思っている。
また、第1ベースの敷地の南東の隅には直立性の野生の木苺があり、初夏には白い花と真っ赤な実を着けていて、いつか株分けして鉢上げしたいと考えている。
ちなみにこの木苺、私がこの地に住み着いたときからあったよと妻が言っているが、草花に詳しい妻の言葉なのでそれで間違いないだろうと思っている。

鉢増しか株分けにするかは、プリモケーンの発生状況を見極めてから改めて決めることにしたい。
 

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