土地 ゲシュタルト崩壊
2015.10.28
「登記が弊社になりました。」と、新たな登記事項証明書が送られてきた。
あの場所だから問題は無いだろうと思いつつ、念のために横芝光町のハザードマップを確認してみた。

<津波ハザードマップ>
3.11のとき、私は実はこの横芝光町にいた。海岸線より3.5km程の所にある老人福祉施設にいたのだ。
横芝光町は、死者こそださなかったものの、床上浸水や液状化の被害を受けたのを知っていたし、栗山川を津波が遡って、一部に被害をもたらしたのも知っていた。
だから、逆に当該地は栗山川に近いものの、想定される10mの津波被害には遭わないだろうと確信は持っていた。
海岸線からおよそ5kmにある当該地は、やはり津波被害の想定のはるか範囲外だった。

<洪水・氾濫ハザードマップ>
これは想定外だった。国道126号線の北側の広範囲が洪水で氾濫の可能性が表示されている。
もっとも、当該地は国道よりかなり南に位置し、これも被害想定の範囲外。

当該地は、私の想定通りのちょうど良いローケーションであることが確認できた。

もう、ここで腹を括ろうと思う。
これも何かの縁だろうと思って、購入を決断し、その旨を連絡する。

ついでに、例の白子町の物件のハザードマップもチェックしてみた。で、驚いた。
何と、海岸線から4kmほど離れているにもかかわらず、海抜0.6mで浸水2.5m、流速0.4mと記載されているでは無いか・・・
洪水についても、川の合流地点であるためか 2.0~5.0未満の区域と記載されている。桑原桑原。
この第一候補の白子町の物件が売れてしまったことは、結果的にラッキーだったと思わざるを得ないと同時に、これを購入された方の、万が一の際の無事を祈念するばかりです。
もちろん負け惜しみなどでは無く、心からそう思う次第です。

きっと、清貧を良しとする私に対する天の配剤だろうと信じる次第であります。
 

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