初めての小屋_回想2
2015.12.21
探し回って最初の小屋の写真を見つけ出したので、後日、スキャンしてアップしたい。

横方向の広がりを感じさせた小屋にしたいと思って高さを抑え、天井高さは2.1mとしている。
それは、サッシの高さ寸法H1800とH300を足した結果の寸法である。
屋根勾配は1寸ほどしか取っていないため、カラー鉄板の瓦棒葺きとして近所の板金屋に依頼した。

ちなみに使用材は、材木屋で筋違いの材として売られている90X45および90X30の材だ。
杉3寸角を二つに裂いて貰おうとも思ったが、手間がかかって割高となるので諦め、筋違材を採用。
構造は、プラットホーム工法が開発される以前にアメリカで主流だったバルンフレーム工法とした。
時間がかかったときに床下断熱材(グラスウール)が濡れて劣化することを懸念したためだった。

見た目優先で外壁材の選択を間違え、この小屋はシロアリの食害を受けて10年ほどで解体の憂き目に遭った。
以降は、この轍を踏まない造りを意識して計画いることは、言うまでもない。
ちなみに北海道生まれの私にとって、シロアリの存在というのはゴキブリと同様に全くの埒外であった。

その後、15年ほど前に改めて建て直した小屋6坪は、現在の第1ベースとして現存している。
幸いなことに、新たに建て直した際にはホムセンでツーバイ系構造材の入手が可能となっていたため、オーソドックスなプラットホーム&ウッドフレームコンストラクション(枠組壁工法)とした。

なお、千葉第2ベースの小屋2.25坪は、私にとっては大小合わせて5棟目の小屋築造りとなる。
建築順には、①7.5坪 ②1.25坪 ③6坪 ④2坪 そして⑤2.25坪(予定)だ。
面積としては7.5坪~1.25坪の真ん中ではあるが、全体としては小さい方の小屋になる。


ちなみにこの小屋への固定資産税を確認してみたところ、建築は昭和60年となっている。
するとジャスト30年ということになるらしいが、実際に建てたのはその前年だと記憶しているので、家屋調査が昭和60年だったのだと思われる。
面積は23.18㎡と記載されており、実際の面積より若干小さい様だ。
27年を経過した固定資産税額は776円、固定課税標準額は55,429円となっており、固定資産税評価額55,429円となっいる。

いずれにしろ、固定資産税は職人(大工)が造ろうが素人のセルフビルドであろうが、容赦はない。
ただ、凝った造りか稚拙な造りかで、多少の増減の幅が認められているに過ぎないのだ。


第1ベースを建て直した際の床組み写真が出てきたので、ページを改めて記載したいと思う。
当初、床組みは206の予定だったが、近所のホムセンでは必要な数が揃わず、急遽204に置き換えて計画し直して床束を使用する方式とした。
一応、加圧注入材を使用しているが、ホムセンの204の加圧注入材は表面から2~3mm程度しか含浸していない様なので、防腐塗料を2度塗布している。
 
初めての小屋_回想
2015.12.21
初めて小屋を造ったのは、今から30年以上も前のこと。約7.5坪の小屋だった。

中学校の技術家庭で習った程度の知識と技術、道具で小屋を造ろうと思ったのだから、無謀と言えば無謀ではあるが、得意の「高括り作戦」で挑戦してみることにしたのだ。

きっかけは、知人が自宅をリフォームする際に不要となるサッシを貰う人はいないかと言うことだった。
そこですぐにそのサッシの入る小屋を計画してみた。
小屋として必要な面積を考えるのではなく、サッシをどの様に使用するかという発想での計画だった。
そのサッシは、洋室で使用していた巾9尺高さ6尺の2枚扉(色シルバー)が1本、
和室で使用していた巾9尺高さ6尺の4枚扉(色アンバー)が1本、
洋室で使用していた巾6尺高さ6尺の2枚扉(色シルバー)が1本、
さらに洋室の巾9尺窓の上で使用していた巾4尺5寸の欄間用サッシが2本、
勝手口用框ドアが1本だった。

結果的に小屋のサイズは、基本部分が間口約3間×奥行約2間に水回りを追加した約7.5坪の大きさとなり、初めて造るにしてはなかなかの大作であった。

しかし、例によって「何とかなるだろう」と思い、早速、前の道の角を曲がり、角から3軒隣の左官屋へ行ってブロックを積んで基礎を造ってもらいたいと依頼した。
当然と言うか、左官屋には「無理だからやめた方が良い」と言われたが、「趣味だから、何年かかっても造るつもりだ」と言い、急がないのでと言って仕事の合間を利用して安く造ってもらった。

基礎が出来上がるまでの間に構造・工法を考えたが、道具や技術を勘案して軸組工法は無理と判断。
当時、枠組壁工法(通称ツーバイフォー工法)の知識を持ってはいたが、材料を入手することが出来なかった。
ディメンジョンランバー(ツーバイフォーなどの構造材)はホムセンに売ってはおらず、近所の材木屋に行ってみたら、「何だそれは、そんなものは置いていない」と一蹴される始末。
今の様に通販で入手することなども出来ず、全く手も足も出ない有様だった。

そこで考え出したのが、近所の材木屋でも入手が可能な断面寸法の近い材で造る「何ちゃって枠組壁工法」だった。

それにしても、本当に文章が下手だな・・・
 

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