股関節痛~腰痛
2016.01.13
昨年10月頃から急に右足の股関節が痛くなり、その後に腰痛に移行していたが急激に悪化した様だ。

この腰痛は筋肉の痛みとは場所も痛みも感覚も違う様に感じられるが、素人には詳しくは分からない。
徐々に酷くなってきた腰痛が急に悪化した様なので、止む無く大嫌いな病院に行って見ることとした。
もしかしたら整形外科的原因ではなく、他に原因があるかも知れないとも思えたので総合病院の方が良いかと思い、最も近い徒歩25分ほどの総合病院、A中央病院へ行くこととした。
A中央病院は地域の中核病院だか基幹病院とか言うことで、紹介状を持たない場合は別途2,916円が加算されるらしいのだが、これは徒歩圏内に他の整形外科医院の無いことも理由である。
もちろん、ネットで見た限りでは整形外科医は市内に2件ほどある様だが、何もわざわざ車で遠くまで行く必要は無かろうと考えた次第である。
ちなみに市民以外は、紹介状が無ければ診察すら受けられないのだそうだ。

朝8時半に家を出て徒歩でA中央病院へ行き、機械によるチェックインを行うとその番号は3桁だった。
それを持って総合外来受付へ行くと診察券を出すように言われたが、受診の記憶が無かったのでその旨を伝えると、昭和61年に一日だけ内科に受診した記録があると言う。
昭和61年と言うとサラリーマンを辞めた年で、そういえば胃の具合が悪くて受診した記憶が蘇った。 
「自宅で診察券を探しますか」と問うが、「100%見つける自信がありません」と答えると、「では再発行代として100円頂きます」とのこと。
100円を支払って診察券を受け取り、2階の整形外科へ向かう。

9時、整形外科の受付でバーコードを読み込みチェックイン(到着報告)終了、後は待つだけだ。
紹介状、予約の無い場合は順番が飛ばされると書いてあり、これはかなり時間が掛かりそうだと観念。

4桁の頭1番代が呼ばれ、2番代が呼ばれ、ついには3番代が呼ばれて入って行くではないか。
いくら何でもそれはやり過ぎでしょと思いつつ、こちとら受付番号3桁だぞと思うのだが、無常にも4桁の頭4番代が呼ばれ、5番代が呼ばれ始めてしまうではないか。
途中で何度か諦めて帰ろうかと思ったのだが、もう少しもう少しと思っている内にもうどうでも良くなってしまった。
待って待って延々待って、自分の名前が呼ばれた時にはすでに午後1時半を回っており、すっかり疲れ果ててしまった。
整形外科を受診する患者には、直ちに命の別状に直結するような重篤な者など居やしないから、いくら待たせたって死にはしないと言うことかと思ったが、多分そんなところだろう。

診察室に入り状態を説明する。
「昨年10月頃に急に右足の股関節が痛くなり、その後に腰痛に変わって行ったが、その腰痛が今年に入って次第に強くなり、ここ2~3日はとても痛くて難儀している」訴えた。
医者は、横になった私の右足を担いで「どうですか?痛いですか?」と聞くのだが、今痛いのは腰なのであって「そこは痛くない」と答えた。
「それではレントゲンを撮りましょう」と言って、レントゲン撮影を指示した。

指定された場所で到着確認をして再び待ち、名前を呼ばれて股関節と腰のレントゲン撮影を行った。

再び整形外科の受付にてバーコードによる到着確認を行い、三度目は1時間足らず待つことになった。
呼ばれて診察しに入るとレントゲン写真を見ながら「骨には異常は無い様ですので、痛み止めを3週間分出しておきますから様子を見て、痛みがまだ続く様ならまた来て下さい」だって。
時間はすでに午後2時半を回っている。
「ひねっても無ければ重いものを持ってもいないのにも関わらず、骨に異常が無くて強い痛みがあるなら、何か違う病の可能性は無いのか?」
「であれば別の科に回せよ、そのための総合病院だろ」と思いながらも、あまりの待ち時間の長さにくたびれてしまい、口に出さないままA中央病院の整形外科を後にした。
「後日、どこか違う整形外科に行って見るしか無いな・・・、近いからといって、もう2度とA中央病院には来るものか、そんな診断なら医者では無い私にも出来るぞ藪医者め」と思いつつ。

診療費は件の2,916円(選定療養費と言うらしい)を含めて、本日の診療費計5,516円也。
完全年金生活に入った場合に受給額の7.3%を占める額となるが、単なる無駄金に終わった。
「痛み止めなんて治療じゃない、根本原因をただ誤魔化すだけじゃないか、そんな子供騙しの対処療法が欲しいんじゃないんだ藪医者め」と、そっと心の中で毒づいてみる。

それにつけても、くしゃみが怖い。くしゃみをするたびに腰が砕けそうになる。
 

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