コガネムシは沢山
2016.08.27
台風9号の直撃で鉢が倒れ、実は吹き飛び、枝は折れて惨憺たる状況であったので、来る台風10号の直撃に備えて遅れに遅れていた季節外れの鉢増しを行うことにした。

取敢えず緊急性が高いと思われる約20鉢の鉢増しをすることにした。
10Lのバケツに用土をブレンドし、5号鉢から7号鉢へせっせこせっせこ植え替える。
4鉢は8号鉢から10号鉢へ、これまた、せっせこせっせこ植え替える。

季節外れのため、休眠期と異なってなるべく根を傷めない様に注意しながら18鉢の鉢増しを行い、最後から2鉢目、8号から10号への鉢増しをしようとバークチップマルチを取り除いている際に白く動くものがちらっと見えた。

あ、もしや・・・

バークチップマルチを取り残してから掘り出してみると、案の定、コガネムシの幼虫だった。
これは根を傷めない様に注意することに意味が無いので、思い切って大きく根鉢を切り込んでみたところ、出るは出るは・・・
10匹程までは数えたが、それ以降は面倒になった。
コガネムシで枯れるか根洗いで枯れるかと思案した後、思い切って根洗いをしてみることにした。

根洗いと言うのは、文字通り水でもって根を洗うのだ。
バケツに入れてホースの水を根にかけて、容赦なく土を洗い流してみた。
最後の鉢にもコガネムシの幼虫が・・・
そういえば、最後から3つめの鉢の根元はグラグラしていた。
きっとあの鉢にもコガネムシの幼虫がいたに違いないが、今日はもう10号鉢の再度の値洗いと植え替えをするだけの元気が残っていない。
しばらく経過観察を続け、状況をみて休眠期に10に植え替えた残り3鉢の根洗いを行おうと思う。


台風10号は、予報円の西の端を進まない限りは直撃はまぬかれそうだけど・・・
台風7号は中心から東側を進んでほしいと言う期待が外れて進路予想の予報円の西の端を進んでほぼ直撃。
台風9号は中心から西側を進んでほしいと言う期待が外れて進路予想の予報円の東のほぼ端を進んで直撃。
だからね、
まだ安心は出来ないけれど、強い台風でも南側または東側を通るのであれば最悪の被害はまぬかれそうだ。
台風被害
2016.08.26
先週の台風直撃では、幸いに、かろうじてぎりぎり東側を通過したためにほとんど被害は無かったのだが、今回の台風9号は西側直近を通過したため、南側からの風で大きな被害を受けてしまった。

カボチャは葉がほとんど飛ばされ、実があらわになってしまった。
かぼちゃは直射日光に当てるとひびが入ってしまうらしいので、直射日光を避けなければならない。
もっとも、葉が全くなくなってしまってはこれ以上実が充実することは無いだろうから、まだ小さいが切り取って食べてみよう。

トマトとキュウリの棚は潰れてしまい、まだ数多く残っていた実を諦めることにした。
たくさんの青い実や色づきはじめた実をつけたまま根元から切り取るのは心が痛むものだ。

ラズベリーも葉の大部分が飛ばされ、蕾がついたり、一部は花が咲いていたのだが、これも実をならせることは無理だろうと思われ、摘花・摘果せざるを得ない。
南風は九十九里の海から塩分を運んでくるので、僅かに残った葉も、落ちるのは時間の問題だろう。
生き残ることで十分とし、今年の収穫は諦めることにした。

ブルーベリーは、避難させなかった鉢が倒れてバークチップマルチが吹き飛び、一部の枝が折れたりしたものもあるが、大部分は避難の甲斐があって大勢に影響は無かった。
塩害については、葉が丈夫なので水をかけて洗い流すだけで問題はないだろう。

風の当たらな場所へ移動をさせたにも関わらず、北東方向から吹き始めた強風は東へ回り、南東、南、南西へと巻いたために風をまともに受ける時間が長くなってしまい、屋外の対策は間に合わなかった。

来年は、屋内避難を充実させた対策を考えなければならないだろう。

エンゲル係数
2016.07.16
もう、すっかり死語だとばかり思っていた「エンゲル係数」と言う言葉を久久に目にした。

天声人語に記載があったのを読んだのだ。
その文は「このごろエンゲル係数の話題をよく聞く。」で始まっている。
下流老人的には普段から多多考えることはあったのだが、巷でよく聞く話であることは知らなかった。

飽食の世の中だから知らない人があるかも知れないが、エンゲル係数とは生活費に占める食費の割合のことであって、高度経済成長の前から最中には良く聞かれた言葉だった。

エンゲル係数は、ここ数年で25%を超えたと記載されている。
最もエンゲル係数が低かったのは11年前で、23%弱だったのだそうだ。
どうやら、2~3%アップの話らしい。

ちなみに、さかのぼって明治時代は60~70%で推移したものが昭和初期に50%前後に下がり、敗戦によって再び60%前後に戻ったそうだ。
高度経済成長期を経て20%台へ下がったが、低い食糧需給率と円高による輸入食材の高騰、伸びない年金受給額のみで収入の少ない高齢者の増加など、いまの日本にはエンゲル係数を押し上げる要因が揃っていて、実質賃金が上がらない限りこの傾向は続くと書いてある。

と言う訳で、バブル経済の時代はエンゲル係数に対する関心は低調であったが、近年は経済格差の影響か再び脚光を浴びつつあるのだそうだ。

私の計画では、エンゲル係数は野菜のいくつかを自給して40%弱程度であり、高度経済成長期前の水準である。
簡単に言い切ってしまえば、昭和30年代の私の子供時代に戻るだけという感じではないのかな。
そう考えれば、何の憂いも無いね、問題無い。
 

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