昨年度募集要項
2016.09.10
先ずは、昨年度分の募集要項と応募書類を借りて、つらつら眺めながら考察をしてみたい。

5.事業予定者の選定方法について

(6)主な審査項目
①法人の適格性
財政基盤の安定等
②施設運営の確実性
資金計画、収支見込シミュレーション、事業スケジュール等
③施設運営理念
事業参画の考え方及び動機、施設整備・運営に対する考え方、
創意工夫点、開設までのスケジュール
④法人体制について
法人の経歴・実績、役員体制、人員配置計画
⑤建設予定地の状況
所有形態、敷地の状況・利便性、隣地地主・住民等の同意状況
⑥設計図書等
利用者への配慮、部屋の面積・設備等の基準遵守

以上が、主な審査項目なのだそうだ。
普通に考えれば、この審査項目で50%以下の評価というのは全く考えられないことだと思う。
①~④について考えれば、平成16年の施設開設からこれまでの12年余におよぶ介護事業の経営に対して及第点が付けられていないということであり、介護事業を行う法人として否定されているということじゃないかと思う。
ガラッと変える訳にもゆかず、この部分での挽回は難しいことであろうが、話の持って行き方で凌ぐしかないだろうと思われる。

⑤について言も、今年も同じ場所で申請する訳だから、これが及第点以下であれば今年応募しても結果は変わらないと言うことになる。
確かにロケーション的には問題が無いとはいえないだろうと思う。
町内全域を考えたとき、東西方向についてはほぼ中央だが南北についてはかなり南側に寄りすぎていて、計画地を中心に東西が収まる円(半径3km)を描くと、国道から北の北半分が円の外になってしまう。
また、地域コミニュティの中心となる様な住宅の密集地ではなく、公園や緑の多い立地であるために、適地では無いと判断される可能性は否定できない。
さらに隣地同意を得るに当たっては、隣地所有者はどれも町内に在住していないことも、マイナス要因になると思われる。
ただし、「災い転じて福となす」の例え通り、デメリットを認めてそれをメリットに持ってゆくことは不可能ではないと思うので、その方向で考えたい。

⑥については、唯一満点の可能性(あくまでも可能性)がある。
というのは、場所は昨年と同じだが、使い方やアプローチを変え、異なるものとして、斬新な提案をすれば良いということである。
もちろん、満点は簡単なことでは無く、12人の選定委員全員の感性が一致することはあり得ないだろうし、納得させることは困難だと思われる。
また、実際には数学の様に決まった解がない以上、決して満点になることは無いだろうが、だだ、ここで点数を稼ぐことは難しいことではないだろうと思うので、ここに重点を置いて考えたい。

 
8.事業運営に関する確認事項
(1)応募の動機
(2)施設運営方針等
  ①運営理念
   法人としての運営理念と申請施設の運営理念を簡潔に記述して下さい。
   また、事業運営の基本方針を記述して下さい。
  ②サービス内容
   利用者本位に立った具体的なサービス提供内容を記述して下さい。
  ③生活保護受給者の受入れについて
 生活保護受給者の受入れに関する考え方を記述して下さい。
  ④協力医療機関等について
   緊急時の協力医療機関等との連携体制等を具体的に記述して下さい。また、症状が重度
   化した場合の対応、受け入れ先施設との連携方法等についても記述して下さい。
  ⑤設計について
   設計についての考え方を記述して下さい。
  ⑥職員配置について
   職種別の人員配置と併せて、緊急時及び日常におけるバックアップ体制について記述し
   て下さい。
  ⑦職員の労働環境、雇用条件の配慮について
   職員の労働環境に関する考え方及び雇用条件等具体的な方策を記述して下 さい。
  ⑧職員の研修について
   職員研修に係る具体的、かつ、効果的な方策を記述して下さい。
  ⑨利用者の決定等について
   利用者の決定基準及び退所時の条件等を記述して下さい。
  ⑩利用者の費用負担等について
   居住費、食費、光熱費等の利用者一人あたりの実質負担額を提案して下さい。
   なお、利用者一人あたりの実質負担額は、可能な限り低廉な価格として下さい。
  ⑪利用者の保護について
   利用者支援の基本的考え方及び次の3点を中心とする具体的方策を、既存施設の実績と
   本施設での計画について記述して下さい。
(1)選択の支援、権利擁護・・・・契約の適正化の確保
(2)苦情解決の仕組み ・・・・施設内での苦情処理体制等
(3)事業の透明性の確保 ・・・・事故情報開示の取り組みについて
  ⑫福祉サービス第三者評価の受審について
   サービスの質の向上を図るとともに、事業の透明性を確保するため、第三者評価の受審
   の考え方を記述して下さい。
  ⑬安全対策について
   申請施設での利用者の安全確保に関する具体的方策を記述して下さい。
  ⑭近隣住民との連携について
   利用者と近隣住民の交流を図る方策、近隣商店等の理解を得て協力体制を構築する方策
   等について具体的に記述して下さい。
  ⑮資金計画及び収支見込シミュレーション
   (1)資金計画 (様式8)
・施設整備に要する経費と資金の内訳を記入して下さい。
・借入金は概ね経費総額の2分の1を超えない範囲として下さい。
   (2) 収支見込シミュレーション (様式10-1)
・収支見込シミュレーションは、各介護事業についてのみ作成して下さい。

なるほど、こんな感じで提案(プロポーズ)すれば良いらしい。
プロポーザル方式での応募なんだそうな。

何とかなりそうな気がするが、でも、⑮についてはさっぱり分からない、最も苦手な分野だ。
 
続クラインガルテン
2016.09.09
書き込みを忘れていたが、早い時期に残念ながらクラインガルテン計画は潰えてしまった。
来年度、改めて計画を立て直すことになると思われるので、多分、お預けということだろう。

クラインガルテンの計画は流れたけれど、その過程で妙なことから横芝光町に来年度に計画されている、地域密着型サービスへの応募に加担することになってしまった。
話や施設が私には大き過ぎてあまり興味は湧かないが、もしかしたら将来的にそこでお世話になるかも知れないので関わっておいた方が利用の際には有利になるかも知れないし、「勝って知ったる他人のわが家」となるかも知れないとのスケベ根性を起こし、参画することにした。

下流老人的には、この地域密着サービス(小規模多機能型居宅介護支援事業所)の計画に加担することは、小屋で暮らすこと並に重要な案件であると判断したという訳だ。

その様様の備忘録として、カテゴリを新たにして記録しておきたい。
ちなみにそのカテゴリは、「下老的冷水」(下流老人的年寄りの冷や水)としたい。
 
クラインガルテン
2016.05.23
類は友を呼ぶと言うのだろうか、町内にクラインガルテンを計画する人から連絡があった。

「クラインガルテン(独:Klein Garten)」とは日本語に訳すると「小さな庭」の意であり、ドイツで200年ほどの歴史をもつ農地の賃借制度であって、クラインガルテン運動を広めたシュレーバー博士にちなんで「シュレーバーガルテン」とも呼ばれる。
都市環境での長期に渡る労働で健康を害した人人が郊外に農園を借りて生活し、のんびりとした自然の中で健康を取り戻す活動として誕生したもので、クラインガルテンの敷地内には、一般的に「Laube」と呼ぶ賃貸の小屋が設置されている。

日本においてもクラインガルテン協会や各地域においてクラインガルテンが設置され、老後の生き甲斐や余暇の楽しみの創出という役割だけでなく、子どもたちへの豊かな自然教育の場として大きな役割を果たしており、農業を通して自然と人とのふれあいを深めていく滞在型や日帰り型の市民農園のひとつとして人気がある。


たまたま8~9年ほど前に、宿泊施設付き家庭菜園の計画をしたことがあった。
小屋造りをしていた私に土地の有効利用を相談する人があり、団塊の世代が定年退職して盛り上がる商売は釣り関係と家庭菜園と自動車の修理工場だと言うその人は、複数所有する土地の有効利用の方法として都市部の団塊の世代向けに分譲式の宿泊施設付き家庭菜園の計画を建ててみてくれないかと持ちかけて来たのだ。

その人は、すでに釣堀を取得・所有しており、妹のご主人とその息子が自動車板金工場を経営していて、次は宿泊小屋付きの家庭菜園を始めたいのだと言うことだった。

一団の土地に、10㎡未満で計画した小屋付きの家庭菜園を賃貸・分譲両面から数棟分を計画した。
現地で見たことのある、アメリカの農業用エステートをイメージして計画してみたのだ。

その後、その土地は産廃を埋め立てた土地であることが判明したり、排水が上手く出来なかったりして残念ながら計画を断念した。
その話は誰にもしたことが無かったのだが、再びそんな話が巡ってくる巡り合わせを奇遇に思うが、今度の話は農家の再利用から始めるとのことなので、実現する可能性が高いと思う。

ちなみに、距離的には光ベースからは2.5kmほど離れているが光ベースと同じ大字の地であり、光ベースの方が500mほど駅近の地ではあるが、面積は15倍ほども大きい。


これを計画の参画することは、我が「Kトピア」に一歩近づくことになるに違いないと思う。
 

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